神経に関連した書籍

単純な脳、複雑な「私」

やはり、脳科学は面白い!この分野では有名作家の著者の、相変わらずの平易な語り口で、すんなりと理解できた。 内容は、脳の起こしやすい勘違いから、無意識や自由意思の話と、脳科学おいてはかなり王道の話であり、様々な具体例を用いて脳の面白さを説明していた。 とくに、揺らぎの話は面白かった。

進化しすぎた脳 (ブルーバックス)

脳科学で考えられていることを 詳しく解説してる本です。 脳が世界を認知して、 脳の見方で世界を見ている。 というようなことが書かれています。 そうだとしたら、 脳が自分の都合のよいように 考えるから、我々が考えていることも 脳の考えたいように考えているのでは という疑問が浮かびました。

記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)

   タクシーに乗って行き先を告げると、たいていの運転手は地図を見ずに車を走らせる。彼らの頭の中には複雑な地図がすべて入っているようで、その卓越した記憶力には驚かされる。    本書は、そんなタクシー運転手の記憶力を脳科学的に解析したマグワイヤの研究の紹介から始まる。その興味深い研究の結果、タクシー運転手の脳のある部分が一般の人よりも大きく、しかもそれはベテランの運転手であるほど大きいという驚くべきことがわかった。    よく年をとると記憶力が衰えるといわれるが、この研究は成人した後であっても鍛えれば記憶力がよくなることを示している。しかし、そうは言っても成人して年齢を重ねるごとに記憶力が落ちていくのを感じるわけだが、脳科学は脳の構造にあわせた3つの「記憶の仕方」があることを教えてくれている。それは(1)何度も失敗を繰り返して覚える、(2)きちんと手順を踏んで覚える(易しいものから難しいものへ)、(3)

脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ

ボディマップ(身体地図)をテーマにして、脳科学の研究成果を紹介している。 車を運転していて障害物の下をくぐる時、無意識に頭をひょいとかがめてしまうが、 これは、車の屋根をまるで自分の頭皮のように脳が認識しているからだ。 脳は、自由にボディマップを拡張し、肉体的限界を超えて物の質感を感じることが できる。そして、この周囲の世界を感じることができるという能力が、自己認識を持った思考する人 をつくっているのだ。 この本は、ボディマップを通じて、自己認識とは何か(それは錯覚かも知れないが)という 疑問にまつわる様々な研究成果と現時点での回答を示している。 名作脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)や ベストセラープルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか? にも匹敵するすばらしい脳科学本だと思う。

最新脳科学で読み解く 脳のしくみ

脳神経学の専門家である二人の著者が、日本で現在ブームの脳機能学や認知心理学といった脳科学本とは一線を画す形で、「脳の物理的な仕組み、物理的な働き」を豊富な臨床例を元に解説しています。 この本の至上命題は、巻末の訳者後書きにあるように、「脳の神話を暴くかわりに、それとおなじだけの、人びとの心を引きつける話題を見つけようとした」(327ページ)という点です。 この、科学者らしい高潔にして合理的な信念によって、てんかん発作や自閉症に対する世の人々の永年の誤解を解く一方、「脳を鍛えるトレーニング」の宣伝文句に騙されない方法や、果ては「赤ワインの定期的な摂取は認知症のリスクを軽減する」といった日常生活の中で使える「チョイテク」の紹介に至るまで、科学的信憑性を損なわずに大衆の関心を引く事に成功しています。

ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ新書juice)

自分を知りたければ、自分の周りの人を見てみること。自分が他人にしてほしいと思うことを、他人にしてあげること。他人の幸福を喜ぶことが、自分を幸福に導く。なんとなく真実らしく語られてきたこれらのことが、ミラーニューロンの発見によって科学的に裏付けられた。 誰かに会ったときは、まず自分から笑顔であいさつをしてみる。あなたの笑顔を見た相手の脳の中では、ミラーニューロンがあなたの表情をそっくりそのままシミュレーションして、相手は幸せな気分になるとともに、あなたに笑顔を返す。相手のこれらの行動は、ほとんど本人の意識的なコントロールが及ばないうちに行われる。笑顔を作っただけですでにいくぶん幸福感を感じていたあなたは、相手の笑顔を見てさらに幸福になる。 この逆のことも起こりえる。楽観的な気分で歩いていた友人が、たまたま道であなたに出会ったとする。あなたは、昨日起こったイヤな出来事が頭から離れず、苦虫をかみ

奇跡の脳

脳卒中に遭遇した神経科学者の大冒険と呼ぶにふさわしい自伝。 脳卒中で左脳の機能を一時的に奪われた著者を待っていたのは、 古来から宗教やスピリチャリズムで語られてきた悟りの境地だった。 これが本著の最も衝撃的なテーマである。 宇宙との一体感、絶対的な安らぎ、揺るぎない永遠の至福と平和。 自分と他人はおろか、あらゆるものとの境界線は存在しておらず、 「私」が、どこから、どこまでなのかも区別がつかない無我の状態。 おそらく、物心つく赤ん坊の頃は誰もが悟りの状態だったのだろう。 宇宙(神と呼んでもいい)の全てと結びついている安心感に包まれ、 心配も不安もなく、天使のような微笑を浮かべて喜びに浸っている。 もちろん、それで本人は永遠の愛と喜びを感じて幸せなのだが、 左脳の機能がないと時間や言葉の概念を理解することができず、 エゴ、自我、分離意識がないので社会生活を送ることはできない。 結局、著者は悟りの境地

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)

誰かも言っている通り、糸井しゃべりすぎってか、”糸井が糸井自身に対して、気になっていること”を、池谷さんに聞いて安心しているって感じですね。 逆に、池谷さんが、大人らしく、十二分に糸井のたわごとを受け流している感じです。 このタイトルで、この本を購入する方々が欲している情報ならば、糸井と池谷氏の立場が、まったく逆ですね。 もし、池谷氏の考える、海馬とか脳とかの話を知りたいならば、別の池谷氏が著した本の方が、今の脳科学のことが分かると思います。 もう、糸井さんは過去の人ですから、相手のキャパを引き出せなくなっている感が脱ぎいきれません。

汚れた腸が病気をつくる―腸をクリーンにする究極的方法

 デアル体とデスマス体が、同段落内に併用されていたりする。 たまに、ではなく、しょっちゅう。 故意に用いていると解釈するのは難しい。 校正の怠慢としかとれない。 「デアル」と「デスマス」が頻繁に交替する、 という形式上の不統一は、読みづらく、読書意欲をくじかれる。  デアル体で訳出の後、デスマス体に統一しようとしたのだろう、 と常識的には推測できる。 その作業の途中で出版されてしまった、という印象だ。  また、おそらく読者便宜のために、翻訳側が付加したと思われる、 注意書きなどのコメントがあるが、「訳注」などの表示がない。 読者は、それが、原文なのか、翻訳側の付加なのか、 どちらとも解釈できる場合に、困る。 「わが社は校正能力がありません。」とアピールしているようなもので、 こういうところに、編集者ひいては出版社の実力が反映されるのだろう。

勉強にハマる脳の作り方

タイトルに惹かれ、一気に読んだ。 特別集中力を発揮しているつもりはなくても、パチンコは子供もほったらかしに 何時間もしている。 同じようなメカニズムで勉強にハマろうという本だ。 内容は思っていたほど専門的なものでなく、サラッと読める。 ただいまいちタメになったという感じはない。 勉強に入る前に拳をギュッと握り締めて集中するモードに持っていく、方法は使える。